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石川淳研究会とは?

〈石川淳研究会〉第8回研究会開催のお知らせ

 

★来聴自由です。

★今回は、石川淳の実父・斯波厚および祖父(養父)の石川省斎について近年新たに判明したことについて、日本近代文学研究者および日本史研究者のお二方に発表してもらいます。

 

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 2007年9月8日(土) 13:00〜

  青山学院大学・青山キャンパス 総研ビル(14号館)10階・17会議室

  「総研ビル」は、青山通沿いの「正門」入ってすぐ右側の建物交通アクセス

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1)《研究発表》「石川淳と実父・斯波厚に関する伝記的事項の調査報告」 帆苅基生

  《講  演》「石川省斎―幕末・明治期における一知識人の生き様―」 渡辺 滋

 

2)《論文合評会》

 取り上げる予定の論文

 ・杉浦晋「石川淳『森鴎外』をめぐって―岩上順一、伊藤整、小林秀雄との比較―」

  (『文学』8巻2号、2007年3月)

 ・山口俊雄「石川淳・童話翻案作品論―時事性とパロディと」

  (『愛知県立大学文学部論集(国文学科編)』55号、2007年3月)

 ・山口俊雄「省斎石川介編纂の漢詩集」(『説林』55号、2007年3月→山口ほか『言葉の

   文明開化―継承と変容』学術出版会、2007年5月)

 ・若松伸哉「〈歴史と文学〉のなかで―石川淳『森鴎外』における史伝評価」

  (『日本近代文学』76集、2007年5月)

 ・山口俊雄「石川淳と太宰治―『聖書』の活用から見えるもの」

  (『太宰治研究』15輯、2007年6月)

  ほか

 

4)《総会》

 議題は、次回9回研究会のこと(安部公房を取り上げる見通し)、など。

 

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*研究集会終了後、懇親会を開催いたします。(会場は当日お知らせします。)
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【研究発表・要旨】石川淳と実父・斯波厚に関する伝記的事項の調査報告

 2006年3月の第五回研究会にて報告した、石川淳の実父である斯波厚に関するその後の調査を報告する。
 まず本発表では、前回の報告事項から調査を進め判明した、斯波厚が関わったとされる〈事件〉そのものの全容がどのようなものであったのか報告したい。次にその〈事件〉の中で、斯波厚がどのような位置にいたのかを併せて明らかにしていく。そしてこれら〈事件〉が石川淳にどのような影響を与えたのかを考察したい。
 また、石川淳の諸作品の中にこれらの出来事から影響を受けたものが反映した、私小説的な要素を見つけることができないか、最後にその可能性を示すことができればと考えている。

(帆苅基生:青山学院大学大学院博士後期課程学生)

 

【講演・要旨】石川省斎―幕末・明治期における一知識人の生き様―

 これまで、発表者は「石川省斎の『令集解』版行」(『日本歴史』663、2003年8月)・「和学講談所所員としての石川省斎とその後半生」(『温故叢誌』60、2006年11月)の二論文により、石川省斎の人生を追ってきた。今回はその結論をふまえ、またその後公表された関係論文の成果も取り入れつつ、彼の人生に関して概説的な発表を行いたい。ただし残存資料の制約もあり、その内でも幕末〜明治初期にかけての言及が中心となる。

 具体的には、まず従来提示された彼に関する情報を整理した上で、勤務先や居住地といった周辺情報を一々確認する。その際、古地図や写真などを用いて、できるだけビジュアルに示していくつもりである。ついで、彼が行った明治初期における出版の意義に関して、当時の情勢や、彼の旧幕臣としての立場をふまえつつ、検討を進めていく。その上で、出版された『令集解』の版本に関して、幾つかの現存本への書き込みや、旧蔵者の分布などを中心に、その歴史的意義を確認する。

 このような内容を、主要な資料を挙げつつ、分かりやすく説明していきたいと考えている。発表者の配慮が足りない部分は、積極的な質問によって補っていただければ幸いである。

(渡辺滋:日本学術振興会特別研究員・日本史)

 

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